教育理念
- 社会人として、組織人として専門職業人として自ら行動できる人を育てる。
- 患者中心の質の高い看護を実践できる看護師を育てる。
看護師は、卒業後も専門職として日々自己研鑽し、自己を成長させることが求められています。患者にあった質の高い看護を実践するために、勤務時間の中で研修を計画、実施しています。最近は、シミュレーション研修や現場に即した体験型の研修を多く取り入れ、現場ですぐ応用できるように趣向を凝らしています。
離島研修は平成23年から実際に三島村・十島村の診療所に1週間滞在し、離島の医療を体験する等、両施設の看護師スキルアップ研修を実施しています。島民の方との触れ合いの中で、医療・看護に対する現状や自分のスキルをはじめとする色々な思いを見つめることができます。
院内研修は年間で計画を立てていますが、最近では、インターネットを使用したオンデマンド研修も取り入れています。いつでも自分の時間に合わせて、24時間受講できます。(詳細はお尋ねください)。
臨地実習は、9校の学生を受け入れています。私たちの後輩を育成するという使命もありますが、看護師の教育的能力の向上や、人として看護を豊かにしてくれると信じています。
静脈内注射・血管確保の実施演習(模擬腕を使用し、先輩看護師が指導)
医療機器の取り扱い
看護研究発表会1回/年実施
教育体制
看護教育について
看護部の教育は、委員会を通じて研修企画を計画し実施しています。キャリアラダーを活用し、スタッフのレベルアップを図っています。
キャリアラダー1〜3(レベル毎の評価表を一部掲載)
申請時臨床実践能力評価表は、看護ケア実践能力、マネジメント、教育・研究能力、人間関係力の項目がそれぞれ60%以上の得点が必要。態度評価表はA・B・C評価でC評価が1つでも存在するとレベルアップはできません。
見落としがちなことでは、ポイントが決められおり、ポイント取得も必要。(必須研修はポイント換算できない)付け加えて、必須研修を全て受講しているかも評価委員会では確認しています。レベル2から3へ上がる時の注意事項にリーダー業務を実践しているかも必要。
レベル3ではリーダーをしていることが必要条件であるためレベル2から3を申請するときは年末内にリーダーを組み込んでおく必要がある。(2月3月に練習予定ではレベルアップできない)このことを考えると計画的に必須条件をこなしておく必要があるため、9月の面談時には上司へ相談しておくことが必要。
態度評価表について
※C項目が1つでもあるとレベルを上がれません。
基本的な態度の評価項目として「責任感」「積極性」「協調性」「職場規律の厳守」などの10項目が設定されています。態度評価表は、平成28年度からの人事考課表にすでに反映されています。
態度評価表 A点は2点、B点は1点、C点は0点
ポートフォリオの活用
研修手帳(ポートフォリオ)を用いることで、看護職としての成長記録や、経験の蓄積を可視化することが可能となります。看護職は、免許取得後も臨床研修等を受け、資質向上を図るように努める義務があり、研修履歴を記録に残すことは自らの努力の証拠にもなります。また、自分のキャリアを他者に伝える手段として活用することもできます。
PNS
PNS(パートナーシップナーシングシステム)どんなシステム?
PNS(パートナーシップナーシングシステム)は、看護師が安全で質の高い看護をともに提供することを目的とし、2 人の看護師がよきパートナーとして、対等な立場で、互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合う看護提供方式です。
2 人の看護師は、毎日の看護ケアをはじめ、委員会活動、病棟内の係の仕事に至るまで、1 年を通じたパートナーとしてその成果と責任を共有します。
PNSの成果
看護の可視化による手抜きのない看護実践
新人・先輩に対する教育効果
職場の活性化
PNSの真髄=コミュニケーション→モチベーションアップ
残業(超過勤務)の減少、ワークライフバランスの実現
「家族との時間」「自分の時間」「友人との時間」を大切に
看護の伝承・伝授
本や参考書では学びとれない
暗黙知を習得できる。
安心・安全な看護の実践
PNSではペアと行動しているため
必要な時にその場で
安全にケアを提供できる!
看護記録のリアルタイムな記載
1人が検温をし
1人が記録をするリアルタイム。
新人看護師の1年
入社式
集合研修
新人看護師の業務開始
集合研修
● 1ヵ月を振り返る
● 看護必要度
看護技術の実施
集合研修
集合研修
● 3ヵ月を振り返る
入社式
注射の研修
尿管・胃管シミュレーション
研修
9月から開始
ローテーション研修(1週間)
集合研修
● 6ヵ月を振り返る
● 症例検討
集合研修
● 化学療法について
BLS研修
研修風景
1年後振り返り発表
集合研修
● 輸血療法について
● 人工呼吸器について
集合研修
● 人工呼吸器について
集合研修
● 人工呼吸器について
集合研修
● 1年を振り返って
1年間の到達目標
- 病院の理念を理解し、組織の一員として、助言を受けて行動できる
- 正確な知識・技術を習得し、マニュアルに沿って助言を受けて、安全に看護を提供できる
- グループにおけるメンバーの役割を理解し、助言を受けて協働できる
- 自己の課題を認識し、助言を受けて学習できる